サッポロビール株式会社は、2013年3月18日、同社の主力ブランドの1つである『ヱビスビール』のブランド力を、さらに“みがく”ことに経営資源を集中することを発表している。
今回の発表によると、2013年は、『ヱビスビール』、『ヱビス プレミアムブラック』、『琥珀ヱビス』を中心に据えて、『BEER OF BEERS(ビールの中のビール)』をテーマに、「おいしさ」や「品質や製法」へのこだわりを発信することになっており、特に、『ヱビス プレミアムブラック』については、5月に商品名のリニューアルを実施し、黒ビールブランドのNo.1を目指すとのこと。
泡まで二等分「プレミアムミックス」も提案
また、家庭用については、ブランド力をアピールしやすい“ギフト”市場での存在感を高めることを目標とする一方、業務用については、新開発の「ヱビスビール専用サーバー」で、『ヱビスビール』と『ヱビス プレミアムブラック』を、泡のレベルまで半々の割合にミックスした“ヱビス プレミアムミックス”などを通じて、「ヱビスならではの価値提案」を進めていくことになる。
テレビCMには、こだわりの料理人が登場
また、4月から放映する新しいテレビコマーシャルでは、「ヱビス」に一家言を持つ著名人が、その思いを語ることで、「ヱビス」の価値を再認識させるアプローチを採用する。第一弾は、銀座のてんぷらの名店『てんぷら近藤』の店主である近藤文夫氏と、“フレンチの神様”と称されるジョエル・ロブション氏が登場する。
同社では、2013年のヱビスブランド販売数量を、前年比105.8%となる1,000万ケースを想定している。
「RTS」や「RTD」など、パーティーなどの席でも酔いすぎることのない低アルコール商品が主流となりつつあるドリンク市場だが、ビールもその流れには逆らえない。とはいえ、キリンラガーが存在感を縮小しているのとは逆に、エビスの存在感は際立っているようだ。落ち着いた料理には落ち着いたビールを。そう望む消費者も少なくないはずだ。
サッポロビール株式会社リリース