
株式会社オカムラは、慶應義塾大学SFC研究所ソーシャル・ファブリケーション・ラボと共同で、3Dプリンターで製作するバイオマスプラスチック素材のオフィス家具デザイン「Up-Ring(アップリング)」プロジェクトを推進し、チェアやテーブルのデザインを開発した。
脱炭素社会に向けてサステナブルな製品開発を推進
ラボでは、地球環境時代のものづくりの指針として、「リープサイクル」と名付けた、3Dプリンターを用いた新たな高付加価値リサイクルのコンセプトを提唱している。
このコンセプトをオフィス家具分野で社会実装するため、オカムラと共同で具体的なオフィス家具のデザインを開発した。
これは、環境省「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」における「バイオポリエチレン家具3Dプリント製造実証事業」、
および国立研究開発法人科学技術振興機構センター・オブ・イノベーション(COI)プログラムにおける「感性とデジタル製造を直結し、生活者の創造性を拡張するファブ地球社会創造拠点」の研究をもとにした応用研究の成果。
この研究成果をもとに、オフィス家具デザイン「Up-Ring」プロジェクトとして具体的な製品化に向けて検討を進めている。
「Up-Ring」プロジェクトは、3Dプリンターで製作する環境素材のオフィス家具デザインに関する取り組みです。3Dプリンティング技術、バイオマスの単一材料などの技術利点を最大限生かすことを考えたデザインの研究開発を行っている。
オカムラでは、「Up-Ring」プロジェクトの具体的な製品化に向けて検討を進めている。
■オカムラウェブサイト 「Up-Ring」スペシャルサイト
https://www.okamura.co.jp/product/seating/3dprinterchair/